リレーコラム



2015年1月
『ルーティンワークはシンプルな仕組みに』  
     一般社団法人日本資材管理協会 主任研究員 / 末永 浩之
 
 調達部門の役割が時代とともに大きく変化しており、これらに対応、順応してゆかなければ“勝ち残れない”ことは、リレーコラムをご覧になっている皆様は理解されていることと思い ます。しかし、法律や規制への対応や企業の経営戦略対策のためのドキュメント整備などの作業に追われ、本来調達部門として推進したいQCDやVE等のスキルアップ、戦略的調達を実現するための人材育成や仕組みづくりなど、組織力アップを実施するための時間がとれずに困っていませんか。日常業務を遅滞なく進めながらこれらの変化に取り組み、業務を進化させてゆくには、その仕組み作りが肝要です。  

 大事なポイントは「ルーティンワークはシンプルな仕組みにする」すなわち“盛り込み過ぎ無い”ということです。 学んだ知識や情報が欠落しては大変なことになる、という強迫観念に人は襲われがちです。

  そこで、対応する職場の状況を無視して教科書的な理想のワークフローを作成して失敗します。まずは、皆さんの組織内であうんの呼吸で進められて来た作業や属人的なスキルに頼らざるを得なかった業務に限り、シンプルなシステム化を実現させてください。

例えば、取引先の評価、社内基準の構築について。
決算書を取得し分析を行う規程が出来ても、
・具体的に何をもって優良可否を決めるのか?
・決算書を取得出来ない取引先の評価はどのように実施するのか?
・どの段階になったら危険な状態と判断するのか? 

考え出したらきりがありません。
取引先に変化が起きる可能性を早期にキャッチする仕組みを作りましょう。
JMMAのセミナーでその仕組を簡単に作る講座を用意しています。
ルーティンワークのシステム化に力を入れ過ぎては、肝心な“変化に対応する攻めの仕事”に人材や時間を投入することが出来なくなります。



 
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