リレーコラム



2015年10月
第57期 資材管理士専門コース レポートを拝読して・・・
   
~調達のプロフェッショナルとしての仕事力を磨く 
     近藤モノづくり研究所 代表 近藤 學
 
 「第57期 資材管理士専門コース」2テーマを担当させていただいた立場から本レポートを読ませていただいた。皆さんが採りあげられたテーマ(論点)は大きく分けて以下の3点であった。
 ①資材・購買・調達担当者の価値を高める為には何をすべきか?(4名) ②10年後の調達のあるべき姿(2名) ③サプライヤーとのパートナーシップをいかに構築するか(1名) いずれのテーマも調達のプロとして自分自身の考え・スタンスといったものを整理しておくべきものであろう。

 それぞれの立場で良くまとめられていた。 皆さんがご自分の属する業界(業態)・業種・企業体により立場は異なるが具体的に課題設定され、それに対応する考えを述べられている点は共感をもって理解できた。 皆さんがレポートで述べられている「あるべき姿」に対して現実とのギャップを「資材管理士」として今後埋めていくことになるが、なぜそのようなギャップが生じているのか?その真因は何か?といった深掘りとそれに対する解決策(プロセス)を具体的に考え行動計画に落とし込むことが肝要である。

 つまり、目的・目標の設定と自分自身の行動プロセスの設計である。その目標を達成するにはどのような知識(知見)・スキル・キャリアが必要か?その中で自分に不足しているものは何か?その不足している知識・能力をどのようにして習得するのか?といったところまでブレークダウンして認識・整理しておかないと自発的に行動に移せないし日々多忙な業務に追われる中、目標達成は困難であろう。 レポートの中で述べられている考え方とか目標に対してご自分の重点目標を設定し具体的に取り組んでいただければと考える所以である。

 いずれにしても「資材管理士」認定を受けられた皆さんが自社における立ち位置(役割)を認識され個々の立場で“エンプロイアビリティー”を強化いただければ、まさに業界で通用する「プロバイヤー」としての存在を実感できるのではと思う。 また,マネジャーの職にある方は、人財育成の観点から自前の教育プログラムを作成し、セミナーでも紹介したが「社内資格制度」と連携させて運用されることをお奨めする。 同時に調達部門における「職能要件表」と「スキルマップ」といった管理ツールの作成・運用も有効であろう。 今回の「資材管理士」専門コースを通じて,知識・情報はもとより、いろいろな“気づき”を得られたことと思う。是非そのような新たな気づきを自分自身の行動の変化に結び付け業務改革へのトリガーにしていただければと期待いたす次第である。



 
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