コストテーブルを使う・作る・更新・進化させる!これらに応えられるよう、具体的に解説!
これからの購買部門にとっては、コストテーブルを活用してコストマネジメント・システムの制度構築・活用することは必須となります。
そのシステムには、(1)いくらで調達したのか?、(2)いくらにしたいのか?、(3)いくらであるべきか?などに対応できる購買知力のデータベースが必要です。
1.より安く作る工夫を考える、2.より安くなる図面・仕様を考える、3.テクノロジー進化の活用を考える、などのためのコストテーブルは必携です。
本書では、コストテーブルを「使う・作る・更新・進化させる」これらに応えられるよう、具体的に解説します。
1部では、コストテーブルを「どう使う」を考えます。
道具は使う人と使い方によって成果が異なります。
目的に応じて充分に性能発揮できるような工夫を考えます。
2部では、コストテーブルを「どう作る」を説明します。
どう使うかのコンセプトに基づき、知っているを必ずできるにするために手順の詳細や具体的な実例を示します。
3部では、「どう進化させる」かについて考えます。
時代の先を読んでコストテーブルを進化させられるよう、具体的なヒント(hint)やナッジ(nudge)を提案します。
1章は、コストテーブルとは何か、コストテーブルとは何かを明確にします。
どのような種類があるのか、中身(構成内容)はどのようなものか概要を整理します。
2章は、コストテーブルのコンセプト・目的を考えます。
どのようなコストテーブルが、より使いやすく生産性が高いのか?コストマネジメントに対する考えの初期化、再設計のヒントを提案します。
3章は、回帰分析によるコストテーブルの作り方を説明します。
調達実績のデータを分析して活用する取り組みです。価格交渉で努力して得られた値を根拠にしているので説得力があります。
4章は、原価積算によるコストテーブルの作り方を説明します。
原価要素のデータを根拠として、主なコストドライバを入力して積算します。技術の裏付けを取り込んで、あるべきコストを目指します。
5章は、コストテーブルの更新を提案します。
データ諸元が古くなっては、使いものになりません。更新・校正のあり方や具体的で便利な手順について説明します。
6章は、コストテーブルの進化です。
およそ60年の歴史を振り返って、進化の方向を予測します。コストテーブルのAI化は既に始まっています。
7章は、コスト情報インフラ整備の話しです。
知財管理(Knowledge management)について、何をノウハウとすべきか、値決めの工夫・購買戦略・データベースなど提案いたします。
<本書の主な目次>
【1部】コストテーブルの活用
1章 コストテーブルとは何か
2章 コストテーブルの活用
【2部】コストテーブルの作成
3章 回帰分析のコストテーブル
4章 原価積算のコストテーブル
【3部】コストテーブルの進化
5章 コストテーブルの更新
6章 コストテーブルの進化
7章 コスト管理のありかた
巻末資料
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