海外調達の方法、その基礎と実践
瞬時に変わる通貨変動のスピードを基準にして物品の製造や売買を連動させるのは現実的ではない以上、対応策ははっきりしています。円が上がろうが下がろうが、いずれの場合でも素早く対応できる準備を普段から備えておくことです。つまり全方位型の体制と力が要求される時代に突入しており、調達の在り方も変革を迫られています。
本講座では、事例を具体的にあげた基本的な調達手順だけではなく、サプライヤーに対する徹底した管理手法を含めてわかりやすく説明します。
1.心構え(世の動きを知り、己の立ち位置を知る)
(1)手順は道具、仕事はヤル気と知恵
(2)調達の現実は製造と品質向上
(3)大震災・原発事故と日本の製造業
(4)国内外社会、事業環境の変化
(5)中国と印度のマクロ実態
(6)調達は海外事業の中の一つ
(7)調達を成功へ導く鍵
(8)情報産業の先にあるもの
2.基礎編 (どんな物品にもあてはまる海外調達手順の基本)
事前準備とその中身
(1)4つの特徴と2つの壁を知る
(2)国内外商習慣の差を比べる
(3)不安要因は12に集約、その理由
(4)調達業務を17種類に分類
(5)業務を流す重要な手段
(6)個別調達業務の違いとEPC
(7)組織と人事そして予算
(8)必勝海外調達トラの巻
3.実践編(これで買える調達の実務、4分割パッケージ)
(1)18業務の4分割パッケージ(A、B、C、D)がポイント
・パッケージA(物品選択から業者登録まで)
・パッケージB(見積り照会書の完成まで)
・パッケージC(注文書の完成まで)
・パッケージD(注文請書から納品、検収まで)
4.筆記演習
5.裏技のカズカズ(おもての調達を支える陰の力)
(1)これで安心英語の力
(2)商社にたよらぬ自分の力
(3)貿易実務の誤解、曲解を解く力
(4)契約読み解きの力
(5)原価構成の分析力
(6)隠れたる技術仕様書の功と罪の力
(7)注文書発効後に必要な業務のバカ力
(8)おそろしき女性バイヤー参加の底力
(9)プロ調達マンの力
(10)第三者外部への上手な委託の力
6.グループ演習
7.質疑応答
対象
購買・海外調達業務に携わる方